21世紀の母子保健分野の国民運動計画である「健やか親子21」では、その課題の一つに「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」を挙げている。この課題の達成のためには、妊産婦に対して理解のある地域環境や職場環境の実現、受動喫煙の防止、各種交通機関における優先的な席の確保等について、国民、関係機関、企業、地方公共団体、国がそれぞれの立場から取り組むことが重要である。
とりわけ、各種交通機関における優先的な席の確保については、優先席のマークなどにおなかの大きな妊婦のマークが使われているが、妊娠初期には外見からは妊娠していることが分かりづらいことから、周囲からの理解が得られにくいという声も聞かれるなど、さらなる取組が必要とされている。
こうした課題の解決に向けて、「健やか親子21」推進検討会において、マタニティマークを募集し、マークを妊産婦に役立てていただくとともに、妊産婦に対する気遣いなど、やさしい環境づくりに関して広く国民の関心を喚起することとした。 |
マタニティマークとは?
・ 妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
・ さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。 |
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<選考結果>
「健やか親子21」推進検討会委員による厳正な審査の上、恩賜財団母子愛育会埼玉県支部(埼玉県)の作品をマタニティマーク(最優秀作品)として決定した。
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1.募集期間 |
平成17年12月14日から18年1月31日 |
2.募集方法 |
厚生労働省ホームページ及び郵送により募集 |
3.応募総数 |
1,661作品(応募者数1,243) |
マークとして決定した上記作品の他に、東京地下鉄株式会社 瀬沼晃さん(東京都)、青木一浩さん(神奈川県)の作品を優秀作品とした。 |
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マークは厚生労働省ホームページからダウンロードし、個人、自治体、民間団体等で自由に利用できます。
使用目的 |
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1)マタニティマークの趣旨に基づいた場合に使用できます。
2)ただし、次の場合にはマークを使用できません。
(1) 独占的又は営利目的への使用。
(2) マークの作成趣旨に反するなど著しく不適当と認められる使用。 |
著作権等 |
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1)マタニティマークの著作権等の一切の権利は、民間、地方公共団体等に幅広く自由に活用いただくために厚生労働省に帰属します。
2)マタニティマークは厚生労働省ホームページ等からダウンロードし、自由に使用いただけます。
なお、活用状況を集積するために、自治体、民間団体等で使用した際には、厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課(「5.問い合わせ先」に同じ。)に下記の内容をメールまたはFAXでお送り下さい。
(1)自治体名または団体名
(2)住所
(3)担当者名及び連絡先(電話、FAX、メールアドレス)
(4)使用目的
(5)使用物(ポスター、キーホルダーなど。ホームページに掲載する場合にはURL)
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色・形等 |
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多くの人が見て分かるように、下記の事項に留意してください。(資料1(PDF:503KB)参照)
(1) カラーで使用する場合には色は変えないで下さい。
(2) 大きさは拡大または縮小して使用できますが、マークを変形しないで下さい。
(3) マークに呼びかけ文以外のデザインは加えないでください。 |
呼びかけ文 |
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交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、妊産婦さんにやさしい環境づくりに向けて、その取組や呼びかけ文を付して使用することができます。
(例)
○ 交通機関等での取組 「座席は譲りあっておかけ下さい」
○ 受動喫煙の防止対策 「禁煙にご協力下さい」、「禁煙席があります」
○ エレベーター等の乗降、段差のある場所での配慮等 「妊婦さんやお子さんを連れている方に配慮を」 |
厚生労働省ホームページでは、モノクロバージョンもダウンロードできますのでご活用ください。
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<問い合わせ先>
マークの作成趣旨に合致しているか否か判断がつかない場合には、下記までお問い合わせ下さい。
厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
〒100-8916 千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(内線 7940、7939) 田母神(たもがみ)、市川
03-3595-2544(夜間直通)
FAX 03-3595-2680
E-mail: sukoyaka21@mhlw.go.jp
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